ルービックキューブ、小さい頃に一度は触ったことがありますよね。 6面揃えられた人も、一生無理だと諦めた人も、どちらも多いはず。
でも、揃えられなかったからといって落ち込む必要はまったくないんです。 なぜなら、あのパズルを発明した本人が、最初の1ヶ月まったく解けなかったという話が残っているから。

自分で作っておいて1ヶ月解けないって、どういう気持ちなんだろう。ちょっと笑っていいやつですか、これ。
- ルービックキューブを解けないまま人生を歩んできた人
- 発明・発見の裏側にある「人間くさいエピソード」が好きな人
- 「天才でも苦労した」話で、今日のやる気を取り戻したい人
発明者・エルノー・ルービックは「解けない」と絶望していた
ルービックキューブを考案したのは、ハンガリーの建築学教授エルノー・ルービック氏です。 1974年、学生たちに「3次元の動きと構造」を視覚的に教えるための教具として、このキューブを手作りしました。
ところが、完成させた直後に大問題が発覚します。 一度バラバラにしてしまったキューブを、元の状態に戻せないんです。
ルービック氏本人のインタビューや著書によれば、最初に6面を揃えるまでに約1ヶ月かかったとされています。 その間「これは本当に解けるのだろうか」「一生このままかもしれない」という絶望感を味わったとも語っています。 教具として作ったパズルに、作者自身がハマってしまったわけです。
意外と勘違いしている人が多いのですが、ルービック氏は最初から「解法」を持って設計したわけではありません。 構造を考え、作ってみて、そこで初めて「これはどうやって解くんだ」という問いに直面したんです。
「解けないパズル」はどうやって世界を席巻したのか


1ヶ月かけてなんとか解法を自力で見つけたルービック氏は、このキューブを玩具として販売することを思い立ちます。 1977年にハンガリー国内で発売されると、たちまち話題になりました。
そして1980年、西側諸国への輸出が始まると、ブームは一気に世界規模へ。 1980〜82年のわずか数年で世界累計1億個以上を売り上げ、史上最も売れたパズルトイとしてギネス記録にも認定されています。
面白いのは、世界中で解けない人が続出したことで「解法本」という新しい出版ジャンルまで生まれたことです。 発明者が1ヶ月かかったパズルが、世界中の人を同じように悩ませた。 ある意味、完璧にデザインされた「難しさ」だったとも言えます。
現在の競技シーンでは、世界記録保持者が3秒台で6面を揃えます。 1ヶ月から3秒へ。人類の習熟というのはとんでもないものですよね。



発明者が1ヶ月かかったものを、3秒で解く人間が出てくるって…。人類の進化の方向性、そっちでいいの?
💡 ちなみに:ルービックキューブの組み合わせは「4京」通り以上
3×3のルービックキューブが取り得る状態の組み合わせは、約4京3千兆通り(4.3×10の19乗)です。 数字にしてもピンとこないですよね。
これだけの組み合わせがあるのに、数学的にどの状態からでも最短20手以内で解けることが2010年に証明されています。 この「20手」は「神の数字(God’s Number)」とも呼ばれています。 発明者が1ヶ月悩んだパズルに、ちゃんと「最短ルート」が存在していたわけです。
まとめ
- ルービックキューブを発明したのはハンガリーの建築学教授エルノー・ルービック氏(1974年)
- 完成直後、自分で作ったのに1ヶ月解けず、絶望したと本人が語っている
- 1980年の世界展開後、史上最も売れたパズルトイとしてギネス記録を保持
- 組み合わせは約4京通りだが、数学的に最短20手以内で必ず解けることが証明されている
ルービックキューブを解けなくても、あなたは発明者と同じスタートラインに立っていたということです。 そう思うと、あの色とりどりのキューブが少し違って見えてきませんか。



解けなくて悔しかった記憶が、「発明者と同じ気持ちを味わってた」に変換されました。これは使える言い訳だ。


